2団体統一世界王者・寺地拳四朗が公開練習 「流れの中でKOする」



◆プロボクシング ▽WBA、WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦 統一王者・寺地拳四朗—WBA4位、WBC1位ヘッキー・ブドラー▽WBO世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・中谷潤人—同級6位アルヒ・コルテス▽スーパーバンタム級(55・3キロ以下)8回戦 那須川天心—ルイス・グスマン(9月18日、東京・有明アリーナ)

 WBA&WBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(BMB)が7日、東京・練馬区の三迫ジムでの練習を公開した。

 シャドーボクシング、ミット打ち、サンドバッグ打ちと軽快な動きを見せた拳四朗。「減量も仕上がりもすごく順調。ほぼ完成している状態。疲れを抜きつつ練習をして、試合には完全な状態で臨む」と意欲を示した。指導している、三迫ジムの加藤健太チーフトレーナーによると、4月の世界戦後、ここまで150ラウンド以上のスパーリングを消化。元WBOアジアパシフィック・フライ級王者の山内涼太(角海老宝石)、東洋太平洋同級王者・桑原拓(大橋)の1階級上のトップ選手を始め、日本ユース・ライトフライ級王者の坂間叶夢(ワールドスポーツ)ら国内の強豪相手に強さを磨いてきた。「スパーをする中で、課題が出てきて、それを調整したりしてきた。12ラウンドを1度行い、10ラウンドも2度。8ラウンドも結構やっています」と加藤トレーナー。この日の練習ではボディー打ちも見せたが「意識して打っている。(スペースが)空いたら狙え、という指示」と拳四朗は常に集中している。7日夕にスパーリングを打ち上げた。

 対戦相手のヘッキー・ブドラー(南アフリカ)は元WBA、IBF世界ライトフライ級王座を獲得するなど元世界2階級制覇王者。だが、元東洋太平洋ライトヘビー級王者の父・寺地永(ひさし)BMBジム会長は「本人の望んでいる統一戦に向けて、KO勝ちで弾みをつけてほしい。足を使う以前のスタイルから、近くでも遠くでも戦えるハイブリッドなスタイルにスケールアップしている」と自信を見せる。拳四朗も「相手にペースをもっていかれないよう、自分のペースを守って戦えれば大丈夫。無理にではなく、流れの中で終盤あたりに倒せれば。その流れを作っているところ」と余念がない。勝てば、WBC3度目、WBA2度目の防衛となるが、同時に世界戦13勝は元世界3階級制覇王者・長谷川穂積氏、元WBC世界バンタム級王者・山中慎介氏に並ぶ日本史上4位タイ記録となる。

 試合はPRIME VIDEOで生配信される。

引用元:BIGLOBEニュース

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