東京23区内最大級の大規模団地が建替え
東京都練馬区の石神井公園団地マンション建替プロジェクトの竣工イベント『SHAKUJII HAPPINESS FESTA』が19日、『Brillia City 石神井公園 ATLAS』内で開催され、評論家の山田五郎氏をはじめ参加組合員3社の代表らが参加した。
高度経済成長期に開発された日本の住宅団地の多くは40年以上が経過し、老朽化、空き家増加、エレベーターなど高齢化に対応した住環境の不足などの問題が顕在化。同団地も2007年に管理組合が建替・修繕検討委員会を設置し、10年以上にわたって議論が続けられた。
1967年竣工、総戸数490戸という都内でも有数の大規模団地『石神井公園団地』を総戸数844戸のマンションに再生。2023年9月の竣工以降は従来から住む地権者をはじめ、半分以上の住民が新たに入居した。
練馬区に住んでいたことからゲスト参加した山田は「高度経済成長期に首都圏の人口が爆発的に増えましたよね。1950年代〜70年代で首都圏人口は1.8倍程度になっていますから、住宅を供給しないといけないということで、公営住宅などがたくさん建てられましたよね。その頃の団地というのは、都市ガス、水洗トイレ、お風呂などが充実していて憧れの的でした」と振り返り「住みながらのリニューアルや住民の方の合意形成などのご苦労がたくさんあったと思います」とおもんぱかった。
同建替組合の黒河内剛理事長は「建て替えを決めたものの、建て替え期間中の住民の住み家の確保や、負担金など問題は山積でした。これから100年続くコミュニティとして地域の皆様とともに歩んでいければ」と目を細めていた。
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