【医療】インフルエンザ、東京など12都府県で「再流行」
インフルエンザ、東京など12都府県で「再流行」
院内感染や学級閉鎖の報告も
医療介護CBnews 2019年04月22日 13:10
東京や大阪など12都府県で、インフルエンザの患者報告数が流行の目安をいったん下回った後、再び目安を上回り「再流行」していることが、厚生労働省が公表した8日から14日までの1週間の患者報告で分かった。
院内感染や学級閉鎖などの報告もあり、患者が増加傾向の自治体は注意を促している。【新井哉】
インフルエンザの患者報告数が流行開始の目安となっている1医療機関当たり1.0人を上回り「再流行」しているのは、▽茨城(1.23人)▽栃木(1.83人)▽千葉(1.12人)▽東京(1.35人)▽神奈川(1.01人)▽岐阜(1.7人)▽静岡(1.45人)▽滋賀(1.81人)▽大阪(1.09人)▽兵庫(1.04人)▽福岡(1.62人)▽鹿児島(1.1人)―の12都府県。
前週と比べて患者報告数が倍増した滋賀県は「4保健所管内で増加」したと指摘。東京都では、31保健所管内のうち19保健所管内で前週よりも増えた。
患者の増加に伴い、院内感染も起きている。岐阜市民病院(岐阜市、609床)は9日、院内でインフルエンザの罹患者が増えたため、全病棟で「特別な理由を除き面会禁止」などとホームページに記載。利用者に理解と協力を求めている。
東京都内では、新学期に入ってから小学校で学級閉鎖などの報告が相次いでいる。足立区によると、16日から20日にかけて1校で学級閉鎖の措置が取られた。町田市の1校でも学級閉鎖(17-19日)、練馬区の1校で学年閉鎖(16-19日)があった。
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