ありがとう、としまえん 1世紀の歴史に幕「最後まで楽しませてもらった」

 1世紀近い歴史を誇る遊園地「としまえん」(東京都練馬区)は31日夜、最後の営業を終えて閉園した。長年にわたり、世代を超えて愛された遊園地。厳しい暑さにもかかわらず、名残を惜しむ大勢の客が、最後の思い出を胸に刻んだ。

 コロナ禍にもかかわらず、来園者で連日にぎわうとしまえん。この日も午前9時の開園を前に大勢がチケット売り場に列をなした。「今までありがとう」「お疲れさま」。


園内のメッセージボードは、感謝やねぎらいの言葉でいっぱいだ。

 とりわけ人気を集めたのは、ドイツで1907年に製造され、世界最古級とされる回転木馬「カルーセルエルドラド」。開園から長蛇の列ができ、夕方は待ち時間が2時間を超えた。エルドラドを背景にスマートフォンで記念撮影をする家族連れやカップルらも相次いだ。

 約40年前から繰り返し訪れたという埼玉県新座市の会社員、山下智幸さん(64)は孫、子との家族3世代7人で駆けつけた。お目当てのエルドラドを堪能し「最後まで楽しませてもらい、感謝しかありません」と話した。小学生時代、毎日のようにプールに泳ぎに来ていた練馬区内の女性会社員(40)は「閉園するんだったら、もっと来ていればよかった」と話した。

 連日午後8時から打ち上げられている花火もこの日で見納めに。来園者は色とりどりの大輪を見上げ、としまえんとの別れに思いをはせた。

 としまえんは26(大正15)年9月開園。ジェットコースターや大型プールが人気を博し、最盛期の92年度には年間の来園者数が390万人を超えた。2019年度は107万人だった。跡地には人気映画「ハリー・ポッター」のテーマパークが23年前半にオープンするほか、一部は防災機能を持つ都立練馬城址(じょうし)公園として整備される。【井川諒太郎】

引用元:BIGLOBEニュース

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