【上井草】緑に囲まれた癒しの空間♪ちひろ美術館・東京『絵本カフェ』
世界初の○○美術館
皆様、練馬区に世界初の美術館があるのはご存知ですか?
練馬区に世界初!?
気になりますよね!
何の美術館かと言いますと、それは、、、
世界初⭐︎絵本美術館
日本を代表する絵本画家いわさきちひろさんの美術館でございます。
ちひろ美術館・東京
1977年9月、いわさちひろさんの死から3年後、〝世界で最初の絵本美術館〟としていわさきちひろ絵本美術館(現 ちひろ美術館・東京)が開館。
ちひろさんが22年間過ごした練馬の自宅の跡地に建てられました。
そして、25年後の2002年9月に、公開スペースを大幅に増やし、全館バリアフリーの建物にリニューアルして現在の姿になりました。
場所は、西武新宿線の上井草駅から徒歩7〜8分。
新青梅街道からすぐの場所にございます。4台のみですが、駐車場も完備。
美術館の周りは緑が多く、都内ということを忘れてしまいそうなくらい静かな空間。
1997年には開館20周年を記念して、信州出身の両親ゆかりの地である長野県北安曇郡松川村に「安曇野ちひろ美術館」も開館しました。
館内の様子
入館料を支払い、館内へ。入館料は大人1000円。高校生以下はなんと無料!子どもたちが人生で初めて訪れる美術館「ファーストミュージアム」として親しんでいただきたい、という想いが伝わってきます。
2階建の館内にある展示室には生前愛用していたソファや忠実に復元されたアトリエなどがございます。
展示室は写真撮影禁止なので展示室以外のエリアをご紹介。
ちひろの庭
ちひろさんが愛し育てた草花や樹木が植えられた小さなお庭。
ガラス張りの通路
2階の図書館へ続く通路には椅子が置かれていて、外の景色を見ながら休憩することもできます。
図書室
ちひろ美術館が選んだ国内外の絵本約3000冊をはじめ、いわさきちひろさんに関する本などが展示。
椅子に座って自由に読むことができ、大人と子どもが一緒に楽しめるお部屋です。
絵本カフェ
いわさきちひろさんの世界にどっぷり浸かった後は館内カフェでひと休み。
前置きが長くなりましたが、今回私が紹介させていただきたいのがこちらの絵本カフェ。
美術館に併設されているこちらのカフェは美術館に入場した方のみが利用できる特別空間♪
絵本カフェのスペースは独立しているわけではなく、入り口から展示室へと続く通路にテーブルがあるレイアウト。美術館なので通路でも騒がしい事はなく、お庭を眺めながらゆっくり出来る癒しの空間なのです。
更に扉を開けて外に出るとお庭に面したテラス席もあり、お天気の良い日ですとこちらがおすすめ⭐︎
現在縮小営業中
絵本カフェで軽食でも食べてゆっくり本でも読もう、そんな気分で伺いましたが、残念なお知らせが、、、
コロナの影響で2020年6月以降、カフェは営業しているものの以前のようなフードメニューの提供は中止しているんだとか。カフェエリアが通路に面しているため、感染防止の観点からまだ再開の見通しは立っていないそうです。
残念ではありますが、スタッフさんが「こちらの商品でしたらカフェで飲食可能ですよ」と教えてくださったので、せっかくなので色々購入してみました。
カフェメニュー
ドリンクはこの4種類。
ミネラルウォーター、お茶、りんごジュース、コーヒー。全てボトルや缶での提供です。
注目すべきはこのミネラルウォーター。 涼やかなちひろパッケージの「松川村の天然水」
松川村との共同でつくられたこちらのミネラルウォーターは、美術館でしか手に入らないレア商品!
パッケージに使われた絵は「木の葉にすわる子ども」という作品だそうです。
そして、信州ということでりんごジュースもありました。
お茶とコーヒーはホットもあります。ドリンク類は絵本カフェで飲むことが出来ます。
少し何か食べたいなぁという方は、現在数量限定で「横濱馬車道あいすもなか」を販売中。
ミルク、チョコレート、抹茶の3種類から選べます。
英語表記の説明があるので海外から訪れる方もいらっしゃる様ですね。
長野の老舗「開運堂」
ちひろ美術館に来た方に是非おすすめしたい2つのお菓子をご紹介♪
いわさきちひろさんが好きだった長野県松本市の老舗「開運堂」製の美術館オリジナルお菓子です。
「開運堂」は明治17年(1884年)創業、なんと140年近くの歴史をもつ長野県の老舗菓子メーカー。
日本の優れた〝おもてなし心〟あふれる商品に贈られる賞〝おもてなしセレクション 2021〟を受賞したくるみ饅頭「これはうまい」で有名な老舗菓子店です。
※「これはうまい」は正式な商品名、お客様の言葉がそのまま商品名になりました。
信州ならではのお菓子づくりに取り組み、地産地消にもこだわっている、そんな名店とちひろ美術館との共同企画で生まれた商品がこれからご紹介する2つのお菓子。
『りんごの天使』154円
長野県産の紅玉りんごを使用した一口サイズの和風アップルパイ
お菓子には最適だという、固くて酸っぱいのが特徴の紅玉りんごを使用。
和菓子職人の「誰でも美味しく、長野県産の紅玉を味わってほしい」という願いが込められたお菓子。
パッケージはもちろん、いわさきちひろさんの絵。
ちひろさんは林檎の絵を何点か描いていたそうで、中でも一番愛らしいこちらの絵をパッケージに起用。
袋の中には丸い一口サイズのアップルパイがひとつ。
※自宅用にも購入して帰宅後撮影しました。
割ってみると、中にはりんごがぎゅっと詰まっているのが分かります。
しっとりしつつも、程よくパリパリ感のある香ばしいパイ生地、そしてフィリングは酸味と甘味が絶妙なバランス。噛むごとにジューシーなりんごの味がして美味しい!
あえてシナモンの使用を控え、甘酸っぱいりんご風味が口いっぱいに広がるよう工夫されているそうです。
パッケージの愛らしさと「りんごの天使」という名前の響きが素敵な商品。
お土産にも喜ばれること間違いなし!
こちらの絵は美術館のすぐ近くの下石神井商店街の旗にも使われていました。
可愛い♪
ちなみに道の逆サイドには練馬区のゆるキャラ〝ねり丸〟さんの姿も!
ようこそ「しもしゃく」へ、、、こちらも可愛いです。
『木の葉の精』154円
メープルシュガーとくるみのパウンドケーキ(オレンジピール入り)
〝森〟をイメージして開発されたというこちらお菓子は、楓の樹液を精製したメープルシュガーを使用し、個性的な味わいに仕上がっています。
袋の中には手のひらサイズのパウンドケーキがひとつ。
半分に切ると、中にオレンジピールやくるみが入っているのが分かります。
ふんわりとした食感に香ばしいくるみが良いアクセントとなり、ほんのりオレンジピールを効かせた一口サイズのパウンドケーキ。
メープルシュガーの風味、そして洋酒が効いていて大人の味わいで、こちらも美味しくいただけました。
こちらもパッケージは、いわさきちひろさんの絵。
絵のタイトルはお菓子と同じ「木の葉の精」
ちひろさんは1963年から没する1974年までの12年間、月刊雑誌「子どものしあわせ」の表紙絵を描き、150点近くの作品を残しています。
子どもを題材にして自由に描いた当時の作品。
この大胆なレイアウトの「木の葉の精」も1973年11月号の表紙を飾った絵なのです。
そんな作品が何十年もの時を経て、お菓子のパッケージに起用されるのは嬉しいですね♪
ミュージアムショップ
入館者のみ買い物できるミュージアムショップには、いわさきちひろさんをはじめコレクション作家の絵本やグッズ、おもちゃ、画材などが並んでいます。
先程ご紹介した「りんごの天使」と「木の葉の精」はショップで5個入り821円で販売もしております。
こんな素敵な袋に入っているのでお土産にも喜ばれそうですね♪
※3月〜11月にかけての期間限定販売商品のため、今季のものはなくなり次第終了だそうです。
まとめ
いわさきちひろさんが22年間過ごした自宅の跡地に建つちひろ美術館・東京。絵本カフェは現在セルフサービス形式のみでの営業ですが、通常営業に戻りましたらまたこちらでご紹介させていただきます。
2023年1月15日まで『くらし、えがく。ちひろのアトリエ』展が開催されており、家庭も仕事も大切にしたちひろさんの生き方を、作品を通して紹介しております。
とても興味深かったので、是非一度ちひろの世界に足を運んでみてください♪
営業時間:10:00〜16:00 ※現在縮小営業中
定休日:月曜日
住所:東京都練馬区下石神井4丁目7−2
アクセス:西武新宿線『上井草駅』北口より徒歩7分
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