練馬区で御朱印巡り~教学院@大泉学園~

西武池袋線の大泉学園駅北口より徒歩15分ほどのところに教学院はあります。駅からは少し離れた住宅街に位置しますが、駐車場や駐輪場もあるのでアクセスはよさそうです。




山号を西円山(さいえんざん)といい、真言宗智山派(豊島八十八ヵ所第四十六番札所)のお寺で、本尊は十一面観世音菩薩です。
寺伝によると、文永5年(1268年)長全法印により開山され、その後正平9年(1354年)児玉郡本荘城主の荘弘泰、弘朝父子が武蔵野合戦の後橋戸村に土着し、教学院を菩提寺としました。その後長い間衰微していたのを、永禄3年(1560年)良賢法印が中興開山となって復興したといわれています。
明るい墓地には江戸初期からの荘氏累代の五輪塔や、宝篋印塔があります。また付近に在って廃寺となった真福寺歴代住職の墓もあります。<案内板より>

山門をくぐると左手に手水舎、その奥に墓地があります。山門右手には寺務所、正面に本堂があります。

参道そばには休憩できそうな場所もあり、清掃の行き届いた境内でのんびり過ごすことも出来ます。私が訪れたのは平日の昼間でしたが、お墓参りにいらしている方が何組かいらっしゃいました。

境内にある大きな梵鐘は、大みそかには除夜の鐘がなります。2021年はお寺の方が鳴らしてくださり、参拝者が鳴らすことはできませんでした。次回に期待です。


梵鐘と墓地の間には、生前の善行・悪行により死者を裁き、死後に行くべき世界を定める閻魔・十王様の像があります。十王とは、秦広王、初江王、宋帝王、五官王、閻魔王、変成王、太山王、平等王、都市王、五道転輪王のことをいい、特に閻魔王は地獄で悪を裁く王として伝えられています。中央の閻魔像が他の十王と比べて大きく造られています。



閻魔・十王像の向かい側には閻魔様が審判の際に使われる檀拏幢(だんだとう)という珍しい石造物もあります。杖の上部には優しい表情の顔と怒った顔のふたつがあり、死者が重罪であれば怒ったお顔の口から火を噴き、罪がなければ優しいお顔から芳香が漂うとされています。閻魔様はこれを見て死者への裁きを判断したといわれています。
この閻魔・十王像と檀拏幢は練馬区の指定有形文化財に登録されています。


参道には参拝順路を表わしていると思われる足跡のマークがついています。



本堂には山号である西円山(西圓山)の文字が。

御朱印をお願いしている間、寺務所内で待たせていただきました。御守りもおいてありました。

そこで珍しい塔婆があったので住職さんに許可をいただき、撮影させていただきました。

お墓の後ろに立てられているこの塔婆、花や蝶などなんとも綺麗なデザインが施されています。これは住職のご家族が、明るく華やかに見えるようにとアイディアを出し、手作業で作成しているそうです。私はデザイン付きの塔婆を初めて見たので、素敵な考えだなと感動しました。

御朱印


手書きでご対応いただきました。300円でした。お忙しい中ご対応いただいた上に、さらに色々とお話を聞かせていただき、とても親切な住職さんでした。ありがとうございました。

お寺で猫探し

猫は見当たりませんでした。

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