
【練馬駅】手でカレーを食べる!南インド・ケララ料理を堪能
駅近!料理で味わう南インド文化
「練馬で南インド料理“ミールス”を味わえるお店がある!」
そう聞いてお伺いしたのが今回ご紹介するお店ケララバワン。
インド料理ってバターチキンカレーやナンのイメージなのですが、どうやらそれは北インドの料理なのだとか。
果たして南インド料理ミールスとはどんなものなのか?そんなことに思いを馳せながら、練馬駅西口から歩くこと約5分。
まさにインド映画に出てくるようなその華やかさに圧倒されます。

オレンジの外壁と眩しい程のライト。圧倒的な存在感。
店内に入ると、そこはまさに異空間
至るところに張り巡らされたインドの装飾たち。
決して広いとは言えない店内ですが、テーブル始め、1つ1つの空間にゆとりがあるので、ゆったりできます。

たくさんの装飾が目を惹きます。
そもそもミールスって何?
そもそもミールスとは、南インドで食べられている、菜食料理を中心とした料理が少しづつ盛られた定食のことなんです。特に、南インドのケララ州は1年を通して温暖で降雨量も多いため、稲作が盛んなんだそう。そのため、主食のお米を中心に、豆や野菜を使った料理が多くあるため、日本人にも親しみやすいんだとか。
そんなミールスですが、小皿に多くのおかずがあるため、やはり初めに迷うのが食べ方。
基本的には、細かいルールはないようです。
しかし、細かいルールがないとは言えど、せっかくなら美味しく食べたいですよね。
安心してください!
美味しい食べ方の説明書、用意されてます。

サッシー店長おすすめの食べ方。
そして、サッシー店長さん曰く手で食べるのが1番美味しいとのこと。
ケララバワン・ウィークリースペシャル
ケララミールスベジ 1700円やスペシャル・ミールス 2500円にするか迷いつつも、せっかくなのでケララバワン・ウィークリースペシャル 2600円をチョイス。

テイクアウトも可能
ケララバワンでは、1週間ごとにケララバワン・ウィークリースペシャルという週替わりミールスを販売していて、そのときによって内容も値段も違います。今週が何にミールスか気になる場合は、お店のFacebookをチェックすると詳細が分かるそうですよ。
ケララバワン・ウィークリースペシャル!提供の仕方も本格的
オーダーして約10分ほど待つと、まず運ばれてきたのが大きな葉っぱ

お皿代わりの葉っぱ
これ、バナナの葉っぱなんです!
バナナの葉っぱを見るのも初めてで、それだけでもテンション上がるのに、さらにそれがお皿代わりというこの本格さに、興奮が押さえきれません。
そこに店員さんが、3つほど連なった銀の器を持ってきて、バナナの葉っぱの上に載せていきます。

説明しながら載せてくれます。
さらに待っていると、カレーのおかずがどんどん運ばれてきて、少しづつ完成していくミールス。

真ん中には主食のアレが。。。
ケララ米も、目の前で店員さんがサーブしてくれます。

この量を全部せてくれます。しかもお代わり1杯まで無料。
ケララバワン・ウィークリースペシャル完成です!

完成
ケララバワン・ウィークリースペシャル!その内容とお味は?
まず最初に載せてくれたピンクのおかずは、ビーツ・パチャディ。
パチャディとは、例外もあるようですがケララ州では、野菜や果物のヨーグルトやココナッツのスパイス和えといったところのようです。ビーツの土臭さはなく、マイルドな味わい。

【ビーツ・パチャディ】ビーツとヨーグルトのチャツネ
そして、次に載せてくれたのがアッチャール2種
アッチャールはインドのピクルスのこと。この日のアッチャールは、レモンのピクルスと、生姜や黒糖などを合わせたピクルスでした。レモンのピクルスは、その爽やかな酸味がクセになる美味しさ。生姜と黒糖などを合わせたピクルスは、味も食感も海苔の佃煮のような印象。お米に合うこと間違いなしの味です。

【アッチャール2種】上が、生姜と黒糖などを合わせたピクルス。下が、レモンのピクルス。
お次にカレーたちをご紹介!
白いカレーは、冬瓜と里芋のヨーグルトカリー
まず、カレーなのに冷たいことにびっくり。味は、ヨーグルトと合わせているだけあって、マイルドでデザートカレーみたいな感じです。

【ムール・カリー】冬瓜と里芋のヨーグルトカリー
色鮮やかなこちらはニンジンと豆のカレー炒め
カレーの風味は強すぎず、素材の味をしっかり感じられます。お米に合わせるのもいいですが、お酒のおつまみにもしたくなるおかずです。

【キャロット・ウペリ】ニンジンと豆のカレー炒め
豆と野菜を煮込んだスープサンバールはスープカレーの代表格といったところ。

【サンバール】豆と野菜を煮込んだスパイススープ
また、私の1番気に入ったカレーが瓢箪瓜と桜海老のカリー
桜海老がこんなにもカレーのスパイスと合うなんてと驚きでした。

【チュランガ・ウナカ・チェンミン・マサラカリー】瓢箪瓜と桜海老のカリー
まずはおすすめの食べ方のように、パパダムを崩してケララ米の上にかけてみます。
ケララ米はマッタライスとも呼ばれ、お米が赤く、丸みがあるもののパラパラしていて、汁気の多いさらっとした南インドカレーによくなじみます。

パパダムのサクサク感と空ら米のサラサラ感がよく合う。
そして、せっかくなのでやはりここは手で食べてみました!
ケララ米がカレーの汁気をすぐに含んでくれるので、ものすごく手がベタベタしたり、口に運びづらいなんてこともなく、思っている以上に食べやすい!!

冬瓜と里芋のヨーグルトカリーをかけてみました。

ひと通り食べ終えて、どんどん混ぜていきます。どのカレーも本当にケララ米によく馴染む。
唯一のお魚、イワシの揚げ物はそのまま食べても、ほぐしてご飯に混ぜてもどちらでも良いとのこと。
一口食べてみたら、塩味が強めだったので、私はほぐしてご飯と一緒にいただきました。

【マティ・ポリチャデ】イワシの揚げ物
最後だけ、きれいにさらえなくてスプーンを使いましたが、やっぱり手で食べる方が断然、美味しい!
まとめ
何よりも驚いたのは、カレーもご飯も熱すぎないということ。
やはり、手で食べることが当たり前なので、手で入れても熱すぎない人肌ぐらいのちょうど良い温度になっているんですよね。それに加え、汁気が多く、よく噛まないでも食べれる食材や大きさのため、スイスイ食べれてしまいます。最初はこんなに食べえるかななんて思ってましたが、気付いたらぺろり。
まあ、お腹はパンパンになりましたが、店主のサッシーさん曰く「ミールズはお野菜や豆が多く、油分も少なくてヘルシーだから消化もいい。すぐにお腹が空くし、また、すぐに食べに着たくなる味だよ」と教えてくださいました。

私のおすすめはやはり「全部混ぜ」。手でうまく食べるコツは、ご飯とカレーをよくなじませてから食べること。
夏の食欲がない時でも、ミールスなら食べやすいし、スパイス効果で体を内側からポカポカさせてくれるので、夏バテ知らずになれるかも?!
そして、手で味わうという、普段なかなかできない体験ができるのも嬉しいところ。
五感をフルに使って味わう食事は、またさらに食事を美味しくさせれくれます。
カレー好きさんはもちろんのこと、南インドに旅行気分を味わってみたい方、食文化に興味のある方にも、是非、訪れて欲しい場所。
あなただけのお気に入りのミールスの食べ方を見つけてみてくださいね。
ごちそうさまでした。
営業時間:平日 11:00-15:00 / 17:00-23:00
週末&祝祭日 11:00-23:00
住所:東京都練馬区豊玉北 5-31-4
電話:03-3991-5218
HP:https://www.keralabhavan.com/home
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コメント ( 1 )
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手で食べると美味しいの凄いわかります!