「ハリー・ポッター」施設、23年夏オープン としまえん跡地に
東京都練馬区のとしまえん跡地に整備される小説や映画で世界的に人気の「ハリー・ポッター」の世界観を体験できる施設「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 —メイキング・オブ・ハリー・ポッター」について、運営するワーナーブラザーススタジオジャパン(港区)は、2023年夏にオープンすることを明らかにした。
【竹内麻子】
施設はとしまえん跡地を活用した練馬城址公園の一部に立ち、敷地面積は約9万平方メートル。英ロンドンに次いで、世界で2カ所目になる。
施設では、映画にたびたび登場する「ホグワーツ魔法魔術学校」の大広間や、作品の中で魔法界に行くとされる「ホグワーツ特急」、魔法の品々を売る「ダイアゴン横丁」など、映画の製作者が再現したセットの中を来場者が歩き回って楽しむことができる。映画で使われた衣装や小道具も展示する。
また、デジタル技術を駆使し、ホウキに乗って空を飛び回るなどハリー・ポッターの世界に迷い込んだような体験をしながら、映画製作の舞台裏を知ることができる。作品に登場するドリンク「バタービール」のほか、英国風の食事やスイーツの提供も予定されている。日時指定の事前予約制となる見込み。
運営会社は「これまでに体験したことがない魔法にあふれた世界観を楽しんでほしい」とコメントしている。
ハリー・ポッターは英作家、J・K・ローリングさんによるファンタジー小説で、米映画大手ワーナーが映画シリーズを製作した。ロンドンの施設は延べ1600万人以上が来場し、予約が難しいほどの人気だという。
ロンドンの運営会社は日本でのオープンを目指した理由について「日本は世界でもハリー・ポッターの熱狂的なファンが多い。ものづくりの国でもあり、映画製作者の技術を楽しんでいただけるのではないかと考えた」としている。
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