ハリー・ポッターファンの新たな聖地! としまえん跡地「スタジオツアー東京」に行ってきた
としまえん跡地に6月16日、「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京‐メイキング・オブ・ハリー・ポッター」(東京都練馬区)がオープンする。ワーナー ブラザース スタジオツアーとしてはアジア初、そしてハリー・ポッターの屋内型施設としては世界最大の規模となる。オープンを前に、メディア向け内覧会が開催された。
チケットは公式ウェブサイトで事前購入が必須(日時指定の予約制)。
料金は、大人チケット(18歳以上)が6,300円、中人チケット(12〜17歳)が5,200円、小人チケット(4〜11歳)が3,800円となっている。
○ファン待望のエンタメ施設
ワーナー ブラザース スタジオツアー東京‐メイキング・オブ・ハリー・ポッターは、映画の世界の舞台裏、魔法ワールドの秘密を発見できるウォークスルー型のエンターテイメント施設。映画に携わったクリエイターたちが新たに製作したセット、小道具、豪華な衣装、魔法動物たちを見て周ることができる(映画で使われたセットを展示しているわけではない)。
担当者は「セットや小道具など、すべてイギリスの映画製作担当者たちが手作業で完成させています。全世界で空前の大ヒットを記録した映画シリーズの製作陣の創造力と、職人たちの巧みな技術を間近でご覧いただけます」と説明する。
映画を彩ってきた数々の名場面。その1つひとつを思い出しながらセットを散策できるというのは、ファンにとってはゾクゾクするような体験だろう。たとえばシリーズの象徴的なシーンのひとつである、ホグワーツの大広間。広々とした空間に、ホグワーツの全校生徒400人超のテーブル席が整然と並んでいる。壁を飾るたいまつには、グリフィンドール、レイブンクロー、スリザリン、ハッフルパフのシンボル。
インタラクティブ体験も用意している。たとえば、グリーン・スクリーン技術を利用して箒に乗ってみたり、観客としてクィディッチの試合を応援したり……。ホグワーツ城の「動く肖像画」も体験できる。
魔法省のフルスケールセットは、東京でしか見られない施設。魔法省の職員たちと同じように暖炉の1つに入り、スモークや照明によってフルーパウダーを体中に振りかけているかのように魔法の効果を再現しながら、写真や動画を撮影することもできる。
このほか「キングス・クロス駅の9と3/4番線」も忠実に再現。来場者は、実際にホームに入場してホグワーツ特急に乗車できる。また「禁じられた森」「ダイアゴン横丁」などもシリーズの世界観そのままにセットが組まれており、見どころは盛りだくさんといったところ。
ツアーに疲れたら、フードホールでひと休み。あるいはフロッグカフェで魔法ワールドをイメージしたスイーツを楽しむ、そんな楽しみ方もできる。
バックロットには高さ7mの「夜の騎士バス」。シリーズ第2作で登場した「空飛ぶ車」には乗れる趣向で、アルフォンソ・キュアロン考案の「ホグワーツ橋」で映える写真も撮影可能。開放的なテラスもあり、魔法ワールドの飲み物「バタービール」も楽しめる。
ダーズリー家のセットも組まれていた。中に入り、リビングをのぞくとそこには、意地悪なマージおばさんが風船のように膨らんでしまった姿が……。
ショッピングも楽しみのひとつ。ここでしか買えないお土産も充実している。世界最大のハリー・ポッターショップでは、魔法ワールドのギフト、旅の思い出の品、文房具などを取り揃えた。
近藤謙太郎 こんどうけんたろう 1977年生まれ、早稲田大学卒業。出版社勤務を経て、フリーランスとして独立。通信業界やデジタル業界を中心に活動しており、最近はスポーツ分野やヘルスケア分野にも出没するように。日本各地、遠方の取材も大好き。趣味はカメラ、旅行、楽器の演奏など。動画の撮影と編集も楽しくなってきた。 この著者の記事一覧はこちら
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。