【ゴーン変装】費用:一式9528円 NYタイムズ苦笑「交通指導員のよう」、パリ市民「彼らしくない」
2019年3月7日 11時52分 J-CASTテレビウォッチ
保釈され、きのう6日(2019年3月)午後4時半ごろ、東京拘置所の玄関に姿を見せた日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告(64)の姿に、報道陣から「エエッ!?」という声がいっせいに上がり、生中継をテレビで見ていた国民もビックリだっただろう。
黄色の反射材がついた紺色の作業員服に、青い帽子と大きなマスク、メガネといういで立ちで、乗り込んだ車は日産ではなくスズキのシルバーの軽ワゴン車で、車の屋根に作業用のはしごが載っていた。
午後8時すぎに弁護士事務所から出てきたときは、シャツにジャケット姿で、報道陣に囲まれてなかなか動きだせない車の中で、口元に手を当てたまま無言だった。
◇ ニューヨーク・タイムスも苦笑「交通指導員の制服のようだった」
練馬区の作業服専門店の中島紳浩さんによると、ゴーンが着ていたのはジーベックというメーカーの作業服で、建築土木関係で良く着られている。稲妻マークの入った帽子は、電気設備を扱う会社の間で定番のものだ。ちなみに一式9528円。
「建設屋さんの作業服に電気屋さんの帽子でちょっととんちんかん。素人の人が寄せ集めで着せた感じがあります」と中島さんは話す。
この変装を世界はどう見たのか。アメリカのニューヨークタイムズ紙は「まるで交通指導員の制服のような変装」と報じた。また、映像を見たパリ市民は「変装なんて彼らしくない」「彼が本当にあの恰好を選んだの?」と苦笑した。
フランス人記者の西村プペカリンさんも「想定外です。ゴーン被告は自分のイメージを異常に意識している人。フランス人にとってはありえないことです」と首をかしげた。
住田裕子弁護士は「きのういろんな弁護士と話をしましたが、みんなこの変装にはびっくりしていました」といい、変装はゴーン本人の意志か弁護人がアドバイスしたのではないかとみる。
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