練馬区で御朱印巡り~三宝寺@石神井公園~

西武池袋線の石神井公園駅より徒歩13分、バス停「JA東京あおば」より徒歩3分ほどのところに三宝寺はあります。
石神井公園のすぐ近くなので、お散歩でいらしていると思われる参拝者も多く見られます。境内はかなり広く、すべて見て回ろうとすると30分以上はかかると思いますので、時間にゆとりをもって参拝されることをおすすめします。

三宝寺は、山号を亀頂山、本尊は不動明王とする真言宗智山派のお寺です。室町時代の応水元年(1394年)、権大僧都幸尊が開山したと伝えられています。
文明9年(1477年)石神井城落城の後、石神井池南方の台地上、現在の野球場周辺から現在地に移ったといわれています。
戦国時代には小田原北条氏、江戸時代には徳川氏から保護を受け、近くに数十の末寺をもち、府内八十八ヵ所巡りの第十六番札所となっていました。二度の火災に見舞われ、焼失したものもありますが、今でも優れた仏像や絵画などを数多く所蔵しています。



山門は、三代将軍徳川家光が狩りをしたとき、ここを休憩所としたことから「御成門」と呼ばれるようになったと伝わります。江戸時代には、平常は門扉を閉ざして庶民の通行を禁じたといわれています。御成門といえば東京メトロの駅名にもありますし、港区の方だけかと思っていました。この練馬の地にもあの徳川家光が訪れたと思うと、なんだか感動ですね。

ゾウ

バク

全体的に重厚な門で、よく見てみると、江戸時代後期の特徴であるゾウやバクなどの彫刻が施されています。

山門東側の長屋門は、勝海舟邸の屋敷の門を移したものといわれています。勝海舟邸は港区赤坂にあり、三宝寺までは距離にして15kmほど。移すのも大変だったことでしょう。

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