ツイッターのタイムラインが表示されない件

「タイムラインが表示されない」

という問い合わせがあって、クライアントのサイトを確認してみるとサイドバーに設置してあった
ツイッタータイムラインが表示されていないことに気が付いた。

URLを直接たたいてみると404エラーが返ってくる。

「もしかして、アカウントが凍結されたのかも」

とハラハラしながら、ほかにも同じ現象が起こった人がいないかを調べてみたらいた。


アカウントを凍結されたわけではないようで安心した。

原因はツイッターAPIに仕様変更によるもの。
公式サイトを確認すると、この現象は2012年10月12日から発生していたようだ。

本家サイトドキュメントの「GET Statuses/user_timeline」に詳細が示されていた。

ドキュメントによると今回の不具合の解決方法はタイムラインを取得していたURLを下記のよう修正すること。

変更前:  http://www.twitter.com/statuses/user_timeline{id}.json
↓
変更後:  http://api.twitter.com/1/statuses/user_timeline{id}.json

注意点として、このURLで取得できるのは2013年の3月まで。

以降は、OAuth認証の仕組みに沿ってAPIにアクセスしなければならないので、OAuth認証を通じたアカウントが必要になる。

H3見出しa

OAuthとは何だろうか?

OAuthとは「ユーザーがあるサービスAに別のサービスBのアカウントを経由して安全に接続するための方法」を定めたもの。

たとえば、書籍のレビューサイトであるブクレコというこちらのサービスでは、「Facebookアカウント」「Twitterアカウント」「mixiアカウント」の3種類のアカウントを利用してログインすることができる。

つまり、ユーザーは流行りのソーシャルサービスのアカウントをどれか一つでも持っていれば、ブクレコに個人情報を登録することなくサービスを利用できるというわけだ。

ブクレコには書いたレビューをフェイスブックやツイッター、ミクシィなどの共有できる「レビュー送信機能」というものがある。
OAuthを使うことによって、この機能を利用する際、ブクレコにフェイスブックやツイッターのアカウントを知らさずに安全にサービスを利用することができるのだ。

タイムラインの表示回数制限が倍増

また、今回の仕様変更でAPIの呼び出し回数の制限数も変更された。

これまでは、認証が必要とされるすべてのAPIは1時間あたり、350回であったのに対し、
今後は、タイムラインやユーザーの検索は720回と倍増、それ以外のAPIは60回へと減らされてしまった。

でも、SEOに使えるタイムラインの回数制限が緩和されたことはうれしいかも。

執筆者:カニ
エドヴァルド・ムンク作の『叫び』(通称、ムンクの叫び)は人物だけではなく、絵全体が叫んでいるらしい。

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