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【江古田駅】癒しの空間「猫居酒屋 赤茄子」
西武池袋線「江古田駅」南口を出た右側。マクドナルドの看板のすぐ上に、可愛い2匹の猫の写真とこの先10🐾2階とかかれた看板が目に入ります。
看板通り、歩いてすぐ、インドカレー屋と本屋の間に、今回お目当ての場所「猫居酒屋 赤茄子」へと通じる扉がありました。
外には可愛い猫の画像の流れる電子看板。猫の鳴き声が聞こえて来て、思わず「猫が近くにいるのかな?」とキョロキョロしてしまいました。
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電子看板の猫の声と映像だけでも癒されます。
猫カフェはよく耳にするけど、猫居酒屋とはいったいどんなところなんだろう。この重厚な扉の先にはどんな世界が広がっているのだろう。2階を見上げても、その様子を伺い知ることはできません。
扉の先は・・・
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扉を開けるとすぐに階段が続きます。ワクワク・・
ドキドキしながら、扉を開けると、まずは猫が外に出ないための柵。そして、その先には2階につながる木製の階段が続きます。
声を掛けると、2階から「どうぞ」と優しい声が。その時点で、ワクワクが止まらなかったのですが、階段を登ると想像以上!!
そこには日常とはかけ離れた、ゆったりとした空間が広がっていました。
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お出迎えしてくれたのはチーちゃん店長?!
最初に、可愛い猫ちゃん達のお出迎えが目に飛び込んできます!じーっと見つめてくるその眼差しが可愛いすぎて、言葉を失います。猫ちゃん達に見惚れていると、オーナーの小柳実(こやなぎみのる)さんがゆったりと、「どうぞ好きに使って」と案内してくれました。
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カウンターとテーブル席があり、かなりゆったりとした空間になっています。
落ち着きを取り戻し、店内を見渡します。空間を包み込むような優しい灯り、そして、暖かさを感じさせる煉瓦と木製の床。
「江古田」のこんな駅近にこんな癒しの空間があったなんて…まるで山奥のロッジに訪れたかのような感覚になります。
お話しを伺っていたら、小柳さん、猫だけでなく、自然もお好きだとのこと。だから、こんなにも優しい空間になるんだなぁと勝手に納得してしまいました。
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とっても人懐っこくて、くつろいでいる姿を目の前で見ることができます
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ちゃんとカメラ目線もしてくれます。
お店の看板猫ちゃん達は全部で5匹。ほとんどが10歳を超えているとのことでしたが、どの猫も本当に毛並みが綺麗で、大切に育てられているのがわかります。そして、何よりもみんなとっても人懐っこく、気を許してくれるので、そのおかげであっという間にこの場所に馴染むことができます。ホント、接客上手な猫ちゃん達です。
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「赤茄子」が漫画に!
店内は、猫のグッズや猫ちゃんたちの写真があちらこちらに貼られています。よくよく見ると、「赤茄子」が漫画になっているのを発見!「他にもいくつかあるんだけどね」と小柳さん。やはり「赤茄子」は猫好きの方にはかなり知られているお店で、開店から閉店までずっといらっしゃるお客様や、海外からいらっしゃるお客様もいるのだとか。
「猫」居酒屋
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ドリンク単品メニュー。ここに持ってないドリンクも、たくさんあるのだとか。
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飲み放題メニューも豊富なラインナップ
そんな、「赤茄子」で忘れてはならないのは、「居酒屋」であること。メニューを見せていただくと、そのドリンクの豊富さに驚きます。ドリンクを単品で注文の場合は、1時間ごとに400円のチャージ料がかかりますが、飲み放題ならこのチャージ料はかかりません。食事メニューはコロナ禍ということもあり、「今夜のおつまみ」として手書きのメニューが用意されています。
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「今夜のおつまみ」はこちらでした。
軽いおつまみが数種類と、その他に「タビちゃんピザ(トマトミート・猫顔)」「ニャポリタン(ナポリ・猫顔」「トマトミートスパゲッティ(猫顔)」の「猫顔」のラインナップが目をひきます。
ちなみに、「タビちゃんピザ」と「ニャポリタン」はオープン当初からずっとあるメニューとのことで、迷いましたが「ニャポリタン」をオーダー。
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この程よい距離感にキュンとします。
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次々にカウンターに来てくれます
「ちょっと時間かかるけど、いい?」と言いながらも手際よく、作り始める小柳さん。カウンターでお話ししていると猫ちゃんたちが来てくれます。「カウンターに1番よく来るんだよ」と教えてくださいました。
実食
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「赤茄子」名物 ニャポリタン
運ばれてきた「ニャポリタン」。これを見て笑顔にならない人はいないでしょう。
ナポリタンの上に、猫の目は茹で卵とオリーブ、鼻は枝豆、耳はハム、そして、ヒゲはスナック菓子で装飾され、見事に可愛い猫顔が表現されています。
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彩りも綺麗で可愛い。ヒゲのスナック菓子は懐かしのあのお菓子。食べればわかります!
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麺は細麺。「スパゲティーというよりパスタかも」なんておっしゃっていましたが、細麺好きには嬉しい限り。
崩してしまうのがもったいないと思いながらも、いざ実食!ピーマン・玉ねぎ・マッシュルーム・ベーコンとトマトケチャップというシンプルな味付けのナポリタン。口いっぱいにナポリタンの甘酸っぱいさが広がります。どこか懐かしさを感じさせる、ほっとする味。こういう味を出してくれるお店、最近はあまり見かけなくなったかもしれません。
最後までしっかりと看取ってあげたい
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小柳さんのことが大好きなマコちゃん主任
「赤茄子」はオープンして約12年ほど。小柳さんは小さい頃から猫との生活が日常だったとのことで、このお店に猫がいることも自然となっていったそうです。現在も自宅に21歳になる猫を飼われているそうで、「自分もいい歳になってきた。けど、自宅の猫もお店の猫も自分がしっかりと看取ってあげたい」とおっしゃっていました。
小柳さんにとっての練馬は「商売をするには厳しい場所」だと教えてくれました。確かに、江古田周辺はお店の入れ替わりも激しく、特にコロナ以降は昔からあったお店がどんどんなくなっていっている印象があります。「この場所で10年以上続けているだけで、すごいと言われるほど。場所を変えていった人も大勢いるけど、場所を変えるのは猫達が可哀想だから」というお言葉がとても印象的で、そこにはやはり、小柳さんの猫に対する愛情が伝わってきます。
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タビちゃんママ。クッションにも同じ三毛猫がいます。
「赤茄子」の猫ちゃん達がここまで人懐っこいのは、きっと「人はみんな優しい」という認識があるから。それは、小柳さんが愛情いっぱいに接してきた証。これから猫を飼いたい、「赤茄子」の猫のように猫を育てたい方は、小柳さんにいろいろレクチャーしてもらうのもいいかもしれません。
「赤茄子」は2階で店内も見えないため、ふらっと立ち寄りにくい場所ではあります。現に、常連のお客様でも、お店に足を踏み入れるまでに3年かかったなんていう方もいらっしゃるそうです。
しかし、扉を開けば、そこには美味しいお酒とお料理を楽しみながら、猫と戯れる、そんなお腹も心も存分に満たしてくれる「癒しの空間」が広がっています。
多勢で可愛い猫ちゃんを見ながらワイワイするのも良いですが、個人的には、1人でカウンターでお料理と飲み物をいただきながら、猫ちゃんを撫でたり、小柳さんとお話ししたりして、日常の疲れを癒してもらうのがおすすめ。
人や動物との触れ合いが少なくなってきてしまっている今だからこそ、訪れて欲しいお店。
ご馳走さまでした。
営業時間:18:00〜23:30
(現在はコロナ自粛等の為、17:00〜21:00)
定休日: 月・火曜日
住所: 東京都練馬区旭丘1-77-2 2階
アクセス: 西武池袋線「江古田駅」南口より徒歩1分
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