【豊島園】呑んべえたちのディープな秘境「狸穴」

豊島園通りの通なお店

豊島園在住のねりーあんとわねっとです。

飲食店激戦区のおとなり練馬駅にくらべて、お店の軒数も少なくかなりのんびりとしている我がホーム豊島園駅。
特に飲み屋さんは少ない印象です。この辺りは家族で住んでいる人も多いからかな。
そんな中・・・見つけてしまいました。

その名も「狸穴（まみあな）」です。
マンションの1階で、隣にはカレー屋さん、さらにその隣にはダイニングバーがあります。
まさか近所にこのような穴場があるとは思いもしませんでした。
「ラーメン」の赤提灯と暖簾がいい味出してるなぁ〜。

場所は、大江戸線豊島園駅A2出口を出て信号を渡り、坂を少し下った右手側。
西武池袋線豊島園駅からも近いです。うっすらと中が見えます。

おや？けっこう人がいるみたい？

中に入ってみると・・・

外の静けさからは全然わからなかったけれど、ガラガラ・・・と引き戸を開けると入り口からほぼ満席状態！
新参者の私なんかは、一瞬たじろぐくらいの盛り上がりを見せています。

席に着いて、手始めにビールを注文します。
お一人でお店を切り盛りされている店主が、ショーケースの中から取り出した瓶ビールを開栓し、グラスと共にねりーあんとわねっとのところまで運んでくれました。
これ、ごくふつうのことのように感じられると思うのですが、ここ狸穴では珍しい光景だったことに後ほど気付きます。

銘柄はキリン一番搾り。ゴクゴクと飲み干す最初の一口、至福の瞬間です。
ホッピーを飲んでいる人も多いような。月曜日にもかかわらず、お客さんの笑い声で溢れる店内。
耳に飛び込んでくる話題はなぜか野球関連のお話が多く、店内にも色々な球団のグッズがありました。

焼酎はキンミヤ、黒伊佐錦、田苑の3種。
タカラはマジックで消されているので、今はないのでしょう。
店内にキープボトルがたくさんありました。

テーブルに置いてあるこちら。突っ込みどころ満載な感じに思わずニヤリ。
辛そう〜！

ビールのお供を物色

お酒の肴にたまらないラインナップです。種類豊富で味わい深い手書きメニュー。
チャーシューエッグなんて、ラーメン屋さんならではな感じがします。
まずこの中から2品注文しました。

いただきます！

1品目に到着したのは「棒々鶏」です。
ピリ辛でおいしい〜！ビールとの相性抜群です！トマトとキュウリの夏野菜コンビでさっぱり感も味わえます。

2品目「エビチリソース煮」がやって来ました。
エビがプリプリだ〜！
辛味のある小ネギがたっぷり乗っていて、濃い目の味付けを引き立たせます。

店主と常連さんたちのチームワーク

「お水はセルフサービスでお願いします。」
とありますが、常連さんと思しき方々はひと味違いました。
きっと、ワンオペで満員のお店を回す店主への気遣いなのでしょう。
ビールもキープボトルも、セルフサービスで各々のテーブルまで運んでいるではないですか。
信頼関係がないとできないことですし、お客さんに愛されているお店なんだなぁと
ビールを飲みながらしみじみ思いました。

イレギュラーな逸品

「はい、お待たせ」
まだ2品しか注文していないはずのねりーあんとわねっとの元に、新たなおつまみが。
「え〜っと、こちらは頼んでいないのですが・・・」
「あれっ？タラコって言わなかった？」
「はい、言ってないです・・・」
「ごめん、ごめん」
他のテーブルのオーダー間違いと言うわけでもなさそう。
よ〜し、それならせっかく作ってくれたことだし、タラコも食べちゃおう！
「いえ、そちらいただきます！」
「あ、そう？」

「タラコのニンニク風味」の登場です！
す、すごいインパクト・・・！タラコがすりおろしニンニクと小ネギで
埋まっています。ひょんなことから出会えたこちら、もしかすると本日のベストオブおつまみかもしれません。

ニンニクがものすごく効いていて、タラコの塩辛さが最高にビールに合います！
狸穴はお酒にあう濃い目のおつまみが豊富なんだなぁ。
どんどんお酒が進んじゃう〜。

学生向けメニューも！

ふと壁を見ると、学生ラーメンの文字が。
大人だけでなく、老若男女が楽しめるお店なんですね。
小学生から高校生のみなさん、遊びや部活のあとは狸穴に立ち寄ってみてはいかがですか？
100円増しで大盛りにできるようです。暑い日には夏季限定メニューの「冷やしラーメン」もおいしそうですね！

〆はやっぱりラーメン

看板にも「ラーメン」と書いてあったので、〆はやっぱりラーメンでしょう。
狸穴のメニューはすべて壁を見て決めるスタイルなので、あらためて店内をぐるりと見回します。
「一日の2/3の野菜がとれます 豚肉と野菜たっぷり塩バターラーメン」のような
なんだかクスッとしちゃうユニークなメニュー名もあり。
「じゃーじゃー麺の焼きそば」もかなり気になりましたが、私はこちらにしました！

「お酒のあとにしじみラーメン」を注文してみました。しじみはもちろん、とろろ昆布も入っています。
玉子が味玉ではなくふつうのゆで玉子なところが、家庭的でなんだかほっこりしますね。

しじみの出汁が効いた磯の香りのするラーメンです。
ニンニクが4片くらい入っていて、ここでもニンニクが大活躍。
わりと濃い目のスープが、飲んだあとの体に沁み渡ります。
ごちそうさまでした〜！

まとめ

終始にぎやかな雰囲気で、平日でも大盛況でした。
訪問した日は、40〜50代くらいのお客さんが多いように見受けられました。
しかし、ねりーあんとわねっとがお店を後にすると、入れ替わりのようにハタチくらいのカップルが「入ってみる？どうする？」と言った様子で相談したのち、少しドキドキしながら店内に入って行きました。
渋くて通好みなこのお店が、若い感性にどのように映るのか、そちらも気になりますね♪

とってもディープで楽しい狸穴は、居酒屋の要素が強いラーメン屋さんと中華屋さんの中間のような、一言では言い表せない独特の魅力が詰まったお店です。
ネリマンタイムスをご覧のみなさんも、ぜひ一度体験してみてくださいね！