河童について女将に聞こうと思ったけど嫌われたくないからやっぱりやめた
そりゃそうだ。
鼻息荒く河童について聞こうと思い、なめられてはいかんと「河童捕獲許可証」を首にぶら下げているのだから。
女将は言う。
女将「お客さんどこの方?」
僕「北園の交差点方面からきました」
女将「北園からだったら歩いてもそんなに遠くないね。私の若いころは駅までよく歩いたもんだけど今はさすがに歩けないねー。頑張って歩いているとビュンビュン駅に向かうバスが通り過ぎて(あーやっぱりバスに乗ればよかったー)って思ったもんだよねぇ」
僕「ここから駅までだと20分以上かかりますよね。あと湯豆腐ください。」
女将「うん。今準備するねー」
女将の話の腰を折ってしまい申し訳ないと思いつつ注文してしまった。
ほどなくして湯豆腐がやってきた。
昆布のだしに豆腐と白菜。
そしてポン酢にネギ。
ああ、最高だよ。
しかもアツアツ。(ありがとう母ちゃん)と心の中でポツリ
料理の提供を終えた女将は厨房から出てきてまだ誰もいないテーブル席に腰を下ろし話を再開する。
女将「かなり前だけど湯豆腐を食べた後にだしが勿体ないって言ってゴクゴク飲んじゃうお客さんいたよ。うまいうまい!って全部飲んじゃうんだよ」
僕「へー、湯豆腐のお湯は飲んだことないですね」
女将「だしが出てるから美味っていってたよ。その人は。」
僕「あとで飲んでみようかな。あとやまかけください」
女将「うん。今準備するねー」
女将の話の腰を折ってしまい申し訳ないと思いつつ注文してしまった。
ほどなくしてやまかけがやってきた。
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