【中村橋】昼飲みから定食まで味わえるディープなお店「大天」（どっぷり昭和）

地元で有名な大天

ネリマンタイムスの読者の皆様、こんにちは。
東京も梅雨入りが発表されました。雨が降るとお出かけも面倒になってきますが、気持ち上向きに乗り切っていきましょうね。

さて今回は中村橋にあるディープなお店の紹介です。
総菜の販売から定食の提供、そして昼飲み（朝飲み？）もできる「大天」というお店です。
地元では有名なお店だそうですが、一体どんなお店だろうと興味がわいてきます。
かばごん、オヤジな昼飲みを体験してきたのでさっそくレポしていきますね！

ディープな昭和が現る

平日の昼下がり。天気は晴れ。
久しぶりの“昼からビールで楽しんじゃえ”作戦です。
目指す場所は西武池袋線中村橋駅北口から徒歩1分の「大天」。

お～これはイメージ通りといいますか、昭和な佇まいのお店が現れました。
ふむふむ。ここで総菜を買うこともできそうですね。

フライから天ぷら、串焼まであります。

店内に足を踏み込むと、さらに広がる昭和感。

年季の入り方もなかなかのものです。
壁じゅうに貼られたメニューもなんとなく時代を感じます。

何でしょう。既にすごいお店に来てしまった感でいっぱいです。
タイムスリップしたかのような錯覚にめまいを感じながらも（大げさ）、小上がりのお座敷に席を取ります。

カウンター席には2人の男性が楽しそうにぺちゃくちゃおしゃべりしながら飲んでいます。
そしてテーブル席には４人の女性。運ばれてくる料理を待っているところでしょうか。

フリーダムなやり取り

よし、私もまずはビールで喉を潤したい！
「すみませ～ん」

と、何度か声をかけましたがなかなかご主人まで声が届きません。
大きな声を出しても、奥で調理をしている様子。
しょうがない、出てきてくれるまで待とうかなと思っていると…
「ぅお～い！後ろで呼んでるど～」
カウンターに座っていたおじさんが、調理場にいるご主人に声をかけてくれました。

ご主人もやっと気付いてくれます。
お礼を伝えると
「いいんだよ、こんなことぐらい」
そして「何を頼む？ここから伝えるから言って」と。

面白いバトンですが、私は「瓶ビールをお願いします！」と、そのおじさんに伝えました。

見事にどっぷり昭和です。
こんなやりとり、今の東京ではなかなかお目にかかれないですよね。
おじさん、ありがとう！！

瓶ビールで喉を潤す

そんな昭和ノスタルジー（？）に浸っていると、瓶ビールが運ばれてきました。

くぅ！旨いっ！
やっぱりビールは缶より瓶ですよね。
生ビールはもちろん大好きですが、瓶ビールでちみりちみりと飲んでいくのも好きなんです。

さて、遅ればせながらメニューを眺めます。
何を頼もうか迷ったのですが、気まぐれ4種のおつまみと串焼きを３本頼みました。

カウンターのおじさんたちはほろ酔いで饒舌におしゃべりを続けていて、テーブル席の女性にはカツ煮込み定食？が運ばれてきました。

お惣菜4種盛り

私にもまずはお惣菜4種盛りが到着です。

串カツ
がんもどきといんげんの煮物
卯の花
生姜のおかか煮

まずは卯の花から頂きます。

おっと、これは意外な味付けです。
ちょっと酸っぱいのです。保存がきくように酢が入ってるのでしょうね。好き好きある味付けかもしれません。

次はがんもどき。

冷蔵庫から取り出したことがわかる、ひんやりとした食感にほんのり甘い味付けです。いんげんも同じく。
お弁当の副菜として合いそうな感じ。

ここらで串揚げも頂きます。

とんかつでしたが、あまり豚っぽさは感じられません。

最後にしょうがのおかか煮を頂きました。

しゃくしゃくっとしょうがの食感が残っています。
これはとっても体に良さそうです。ご飯のおかずに毎日こんなにたくさんのしょうがを食べていたら、風邪なんてひかなそうです。

基本の串焼き3本

続いてやってきたのが、串焼3本。

もも
ねぎ間
ナンコツ

※かばごん、無言でビールと3本の串焼きを頬張る。

これといって特徴がある串焼きではないのですが、くさみや脂っぽさはなく串焼きとしては十分！
この串焼はこの雰囲気の中でビールと一緒に昼から頂けるということに、すべての価値があるのだと思いました。

まとめ

料理としてはまずまずといったところ。
でも、この昭和な雰囲気の中で、人情（？）に触れながら昼からビールをちみりちみりできることに、このお店の価値がすべて集結しているのだと感じました。

平日の昼下がりにチェーン店ではない昭和なお店で串焼を頬張りながら瓶ビールを飲む。
これに尽きますね。
この雰囲気は行ってみないとわからない、ちょっと筆舌に尽くしがたいものがあります。

好きな人にはたまらないお店ではないでしょうか？
昭和を体験したい方はぜひ中村橋の「大天」を訪れてみてくださいね！